母心

愛媛県立中央病院入院中の1991年に54才で亡くなった母の日記です。

はじめに

このブログは1991年8月に亡くなった母の日記などです。1990年1月に入院してから1年7ヶ月の間に書かれた回想録や日記を中心に転載しています。

母の最初の入院は1980年10月27日で甲状腺がんの手術をし、1980年12月23日に退院しました。1986年ころから徐々に悪化し始め1990年1月5日入院、4月26日退院、6月5日入院、8月30日退院、1991年7月16日入院、翌月には退院することなく病院のベッドで亡くなりました。

母がこれだけ日記を書いているとは亡くなるまで知りませんでした。家族に何かを伝えたかったのでしょうか。3月の福島第一原子力発電所の事故によりまき散らされた放射能のせいで甲状腺がん患者が多発することが懸念されています。母がなぜ甲状腺がんになったのかわかりませんが、母が8才の時に長崎に原子爆弾が落とされ、母は20kmくらい離れたところにいたのではないかと思われます。ひょっとしてそれが原因ではないかと考えるようになりました。甲状腺がんはあまり良く聞くがんではありませんが、患者には大変辛い病気です。このような辛い思いをする人が少なくなることを願います。

甲状腺癌とは
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1984年から1991年までの日記