母心

愛媛県立中央病院入院中の1991年に54才で亡くなった母の日記です。

1990年3月18日

6時起床、体温測る。熱下がる。歯磨き、顔洗い、洗濯する。

7時朝食時間、看護婦さんが食事持って来てくれる。食事する。

9時30分体重計35.4であった。

処置があるゆえ待ってたら、看護婦さんが何時になるかわからないから自分の部屋に行って待ってた方が良いと言うので部屋に戻って待つことにした。処置があるのでとマイクで呼ぶので体温計を持って行く。一番先に取り替えしてもらう。喉のヒリヒリはどんなかと聞くので、少し和らぐと言っておいたが本当はまだ和らいではない。

ガーゼ洗い水を飲む。点滴一つ増える。水虫の薬飲み座薬入れ、12時昼食。

2時過ぎ時夫来る。5時近く美智子来る。5時夕食。おかず美智子に持たせる。時夫に牛乳、ヨーグルト、アイスクリーム買って来てもらう。帰って来たところ丁度点滴の付け替えしてたらしいので8階まで行ったらしい。私も来るの遅いゆえ8階まで行く。今度は1階に下りて玄関に行き待つ。いつも来るのは遅い。

5時30分頃帰って行った。6時久来る。なぜ急に船に乗って行くのか事情聞く。1000円あげた。もう少しあげたら良かったと思う。7時バスで港に行くと言ってオートバイのキーは預けて行った。急に行くというので淋しくなる。涙出て来る。

放射線科休み。取り替えする。体重35.4である。

9時消灯時間。9時50分、今どのくらいの所に行ってるだろう。何時に大阪に着くのだろう。