母心

愛媛県立中央病院入院中の1991年に54才で亡くなった母の日記です。

1990年3月21日

3時40分目が覚める。6時待って洗濯する。6時10分体温計する。7時30分朝食時間、おやつ、みかん、牛乳、おかゆ、みそ汁。8時40分放射線科に行ってみようと思い行ったが彼岸の中日でお休みだった。

買い物して3階に行き、取り替えしてもらう。今日は佐藤先生だった。日赤や大学病院に行ってグリのこぶを取って欲しいと言ったらそれより喉を治すのが先だと言ったこともちゃんと知っていたし、隣だからと言う。びっくりした。看護婦さんが前は肥えてたらしいと言うし68kgあったという。びっくりした。世の中広いようで狭いものだと私もびっくりした。1番先にしてもらい戻る。

3時近く母は帰り、夫と美智子は3時近く来た。でも夜勤だからといって1時間程いて帰って行く。美智子はもっとおりたかったと思う。しばらくして時夫君来た。6時35分時夫君帰って行く。美智子一人で淋しがっているだろうと思い帰らす。淋しいけど仕方ない。退院までがまんしなくちゃいけないと思いこらえる。

牛乳飲む。7時30分体温計する。座薬詰める。下剤薬飲む。9時25分もうすぐ消灯時間。