母心

愛媛県立中央病院入院中の1991年に54才で亡くなった母の日記です。

1990年4月14日

3時目が覚める。体は熱ぽいし目だけ開けて寝ている。胸が痛い。点滴の管をしている所が針を差しているから痛むのかもしれない。たごるので血痰がだいぶ出て汚れている。

6時起床時間、体温測る。36.5度。ずいぶん楽になった。7時洗顔。テレビ拝見しながら牛乳飲む。7時30分朝食時間、卵ご飯して食べる。まだ良く喉を通らない。本当に食べるようになるのかしらと不安になってくる。9時30分処置時間、座るところはないので部屋に戻り日記書く。

今日は土曜日で放射線科休みである。早10時7分ようやく済み1人おったので行って取り替え済ます。高須賀先生である。見も知らない先生がしてくれた。これから処置時間には来るのかもしれない。前はじっと見ていただけだったがやはり若い先生にしてもらう。

2時30分体温計37度。終わり2時40分買い物へ行く。売店もう閉まっていると思い地下の食堂に買い物に行く。済みまっすぐ3階の自分の部屋に戻り3時しばらく寝ようと思いベッドの上で横たわる。

5時時夫君来てくれる。アイスクリームに牛乳をお土産に本当に助かる。口の中は乾くしやきやきするし良かった。5時25分食事時間、おかずは持たせる。イナリズシ3個入りで1個食べて2個持たせる。おむすび3個入りで1個食べて持って行く。2人で分けやすいから丁度良いと思ったから。

6時30分時夫君帰って行く。急に淋しくなる。退院まで辛抱しなくてはいけないのだろう。