母心

愛媛県立中央病院入院中の1991年に54才で亡くなった母の日記です。

1990年4月25日

5時30分目が覚める。喉のたん取りしたりしたら早6時。体温測定、36.5度。7時30分朝食時間。8時10分食事終わり、牛乳飲む。お膳出す。9時30分処置時間。取り替えした後3ヶ月20日振り点滴の管取り外す。夢にまで見た点滴の取り外し。涙が出るほど嬉しかった。

食べるようになったら取り外してあげると二度も聞いたが5月末になるんでは、もしや一生病院生活するんではないかと半分疑惑持つし半分あきらめていたし、心の中では必ず叶うと信じてたのがようやく叶うのでとっても嬉しく思う。

11時30分売店に寄り買い物する。時夫が来る頃5時近くまた買いに行ったら良いと思って買い物済み3階に戻る。12時昼食時間。1時10分済みお膳持って行く。2時30分体温測定、36.8度。3時20分頃夫と美智子来る。時夫君聞くと熱出して寝ているという。風邪引いたのか心配でならない。4時過ぎ帰る。

5時ベッド上少し休もうと思い寝る。ただ横になっているだけだが。5時30分夕食時間。6時30分洗面。7時検温時間。たん取り。電話しようと思い電話ボックスへ行くがみんな掛けている。待ってもなかなか空かない。空いたと思って掛けるが出てこない。どうしたのか心配でならない。またにしようと戻る。

8時15分電話掛けに行くがまだ掛けている。待つにも待ち遠しいのでまた部屋に戻る。9時30分消灯時間。