母心

愛媛県立中央病院入院中の1991年に54才で亡くなった母の日記です。

1990年7月10日

6時起床時間。6時30分報告、大石さん。早速お薬飲む。座薬する。これで晩まで痛み止まっているだろう。咳する度首筋痛むので弱っちゃった。これで安心。7時42分食事時間、中止。朝食メニュー牛乳、ケーキ、豆乳、炊き込みご飯。

9時30分処置時間。体拭き後パンツ、ハンカチ洗う。10時20分処置に行く。先生は元気じまが来たと言って笑う。自分でガーゼ変えなさい、もたもたしていると気持ち悪いやろという。変えたいけど切り目無いので変えないのだ。

10時30分点滴時間、なし。11時35分食事時間、中止。昼食メニューケーキ、お菓子、豆乳、ウーロン茶。1時点滴時間、なし。もうすぐ終わりである。2時体温36.8度。

美智子と夫見える。夢見ている時来たのかしら。目が見えないと泣いている所で目が覚めた。3時40分夫と美智子帰る。食べて吐いたもの捨ててもらう。ズボン替える。寝間着は汚れているので替えたいが持って来ない。お坊ちゃまマンがある。あまりテレビも見たいことないので大方消している。美智子さんがおむすび3個も作ってくれて卵焼きまでこさえてくれ持って来た。感激、うれしいですよ。ありがとう。食事時間に食べよう。

5時35分食事時間、中止。晩用メニュー豆乳、おむすび、卵焼き。7時点滴時間。8時体温。8時30分報告。注射、咳止め薬、便秘薬。9時30分消灯。