母心

愛媛県立中央病院入院中の1991年に54才で亡くなった母の日記です。

1990年9月19日

6時起床。検温36.2度。注射打ってもらったので良く眠れた。まだ眠たい気持ち。ぼんやりしている。時計無いので何時かわからない。洗面具も無いのでまだ寝る。

食事ないと思ったら看護婦さん持って来た。後始末は自分でやるのよと言って出る。早速する。何だかおなか重苦しい感じする。段々張ってきた。また具合悪くなるのかしら。困ってしまう。7時流動食終わりたいがい7時40分頃だろう。洗ってついでにトイレ行く。またしばらく休む。今日は体拭き持って来るかしら。何日も体拭いてないから拭いたらいいと思う。9時30分処置時間。私もするのかしら。帰ってしなくてすむからその方がいい。

もう9時30分になるだろ。消灯時間になる。眠れるだろうか。眠れなくて10時になっても眠れないと押してくれと看護婦さん言う。どうか眠れますように。おやすみ。