母心

愛媛県立中央病院入院中の1991年に54才で亡くなった母の日記です。

1990年10月7日

今日も台風のため雨が降っている。うっとうしい雨。朝から頭痛み悩みの種。晴れてたらドライブへもいけるけど雨では家にいるより仕方ないだろう。久君おなかの調子悪いようである。食当たりだろうか。早く治ったらいいのにと思う。心の中で祈っている。私もあまり体の調子すぐれず一休みしよう。吐き気腹痛もあまりしないようになった。お陰で流動食続けて体重測ったら早1kg肥えてきたらしい。32.5になっているという。まるで豚のように食事して肥えないといけないと子供三人ともいう。口から食事できたらいいと思い願い込めて食べているしまた飲んでいる。

4時30分食事して6時夫は勤務で出かける。電話あり造園で働いているらしい。それで家に遊びに来るという。2時30分頃来たらしい。時夫君は友達の付き合い広いようで明るい子だから友達付き合い良いのだろう。嬉しく思う。私は声が出ないので人の前で出ないことにしている。その方が良いのだ。

夫はトラック三輪がないというので聞くと自転車取りに行ったという。お昼寝する。6時30分流動食支度。食事支度する。山芋と海の幸のとろろ三杯酢である。すっぱくておいしかった。今日もあまりおなか痛まないが咳き込んで吐き気する。ふらつきがするので弱る。立ちくらみするらしい。頭痛もサロンパス貼ったりで大分よくなった。今日も風呂に入り遅くまでテレビ見て11時50分休む。

明日早起きしないといけないのに眠気しない。美智子は背中かゆいといってぼやく。久は歯を磨いて休んでいるのだろう。正露丸飲んで少しはましになったのだろうか。それだったらいいが。喉の所時夫君に取り替えてもらうばかり。自分でしないといけないのに、してあげようというので私はつい甘えてしまってしてもらう。