母心

愛媛県立中央病院入院中の1991年に54才で亡くなった母の日記です。

1990年12月24日

4時15分目が覚める。夫早出のため食事支度。6時出勤する。7時58分電話あり。武夫さんよりトラック貸してくれという。8時借りに来る。時夫君出てくれる。土産と言うかバナナとりんご持って来る。時夫君また寝たのだろう。10時時夫君が喉の取り替えして洗濯して干して局へ出勤して行く。本当に感謝に堪えない。夫はたん取り器に時夫君はヒーター買ってくれる。この間は電気毛布買ってくれた。毎晩暖かく寝れる。忙しいのにしんどいのにちゃんとして局へ出勤する。時夫君ありがとう。いつまでも元気でいて欲しい。風邪も治ったようだ。美智子目患い眼科へ行く。目薬さすと痛むという。本当に良くなるのだろうか。不審に思う。ぶどう膜炎という。早く良くなって欲しい。

12時30分今日よりあなたの知らない世界がやっている。肩が重苦しく首筋痛む。なぜだろう。でも見たい。12時30分昼食注入する。2時40分昼寝する。電話あり。出なかった。武夫さんがしたんだと思う。誰か来たようだ。トラック持って来たのだろう。私は出なかった。この姿見られるの嫌だから知らんふりしていた。トイレの窓より見ると置いてあった。

5時30分夕食支度。洗濯物乾いたのでたたむ。6時50分支度できたので食事注入する。7時40分夫帰りクリスマスケーキ買って来た。車の置き場が違うと怒ってたしキーはどこにと探してた。しばらく部屋に来ない。何をしてるのだろう。寒いのに。8時40分時夫君来る。ケーキアイス買って来た。9時45分切って食べさせてくれた。おいしかった。ありがとう。10時30分体拭いて薬注入。11時20分休む。夫は犬のことばかり毎日言う。こっちがノイローゼになりそう。急に体悪くなり横になる。11時40分休む。犬の餌の缶詰食べさせると生活苦しくなるとも言う。家の中に入れると板張り汚れるから入れないというしビール飲んで酔って言うのだろう。アルバイトして餌買ったらいいともいうしぐだぐだ言ってうるさい。早く二階に上がって休んだらいいのにとも思う。今度は本当に休もう。おやすみ。