母心

愛媛県立中央病院入院中の1991年に54才で亡くなった母の日記です。

1980年11月19日

6時半体温測る。36.5度ある。済んで洗濯。隣の患者さんの姉さんが看病に来ていて私のために洗濯取り入れてくれた。私は屋上で干すつもりだったがわざわざ取り入れてくれたので乾燥室で干す。7時10分朝食。8時35分美智子来る。ちょうど看護婦さんが忙しくしているのでしばらく待って注射してもらう。

後食事して屋上に行ってお話をする。9時40分放送で名前呼ばれて慌てて看護婦室へ行く。昨日行った所へ行くと1時間程待って呼ばれて台の上に寝る。30分程身動きもできずまっすぐ寝ている。ブザーともいえないガタンと音がすると先生来てすみましたといって起こしてくれる。明日看護婦さんが言ったらまたここへ来てくれといって自室へ行く。

11時昼食時間。12時25分目の前がギザギザして終わった途端に頭が痛く寝てしまう。今日はまた全然知らない若い先生に手当て受ける。たくさん食べなさいという。2時半体温計取りに来る。37.2度ある。ずっと寝る。熱ぽく感じ、頭が痛い。忘れてたが1時半頃高橋さん見える。お寿司持って来て2、3糞いて2時からレントゲンだといって出て行く。

私は食欲なくそのままにしておいたが4時夕食時間ようやく食べ終わる。4時35分まだ頭が痛く寝る。6時10分時夫来る。美智子は食道へ行ったらしい。6時45分夫来る。お金を支払わないといけないと言ったら1万円持って来てくれる。6時50分退屈なのだろう。帰って行く。7時時夫と美智子帰る。夫は退院のことばかり言ってるらしい。私さえ知らないのに言うわけいかないだろう。

7時半体温測り37.2度。9時消灯時間。