母心

愛媛県立中央病院入院中の1991年に54才で亡くなった母の日記です。

1980年12月20日

部屋にいると温いけど外はとっても寒く雪が降るんじゃないかと心配になる。6時半体温36.5度。7時朝食。しばらく寝る。自分のいびきで目が覚める。鼻の調子悪し。喉は痛みないけど飲み込む時詰まるので困る。でも痛みよりましだと思う。

9時15分夫と一緒に来るものと思い診察券持って行くと美智子一人来ている。今日は昼までなのにと心配になる。10時処置室に行く。三番目に診てくれた。高須賀先生だった。記録書きしているのを見て一つも変わってないという。首は柔らかくなっているとも言ってた。少し不安になる。

10時半車の所へ行くと時夫君いないので食堂に行くがいない。エレベーターを待っていると夫が来ているので聞くと外にいたという。美智子連れて車の所へ行くと乗って待っていた。久保さんから呼び止められ車の所で待ってたこと知らされたという。付け替え終わると久保さんと食堂で食べる約束する。久保さんは耳鼻科へ行く。きっと遅くなると思う。

夫は診察終わって支払い済んだのだろう。お金ないので千円くれというと千円くれた。後でお金あげたかと聞くのでもらったというとお金数えてた。年のせいだろうか。11時昼食。パックに詰め少し食べる。11時半食堂に久保さんと行く。二人共定食にする。混んでいた。しばらく話をして帰って行く。玄関で見送りして戻る。

十亀さん夫婦に会う。何か買ってくれといって手を差し出す。私はますます嫌になってくる。十亀さんの部屋に行って話をしてたら息子さん見えて私は自室に戻る。2時半検温37度。微熱あり。体はどうもないけどおなかが調子悪い。

隣の篠原さん今日退院する。10日くらいで退院する人はあまりいないので良くなるのが早かったと思う。うらやましい。こちらはどうなるやらわからない。十亀さん来て話す。4時夕食。夫見える。面会室へ行く。5時半帰る。