母心

愛媛県立中央病院入院中の1991年に54才で亡くなった母の日記です。

1990年3月13日

(入院したのは1990年1月5日ですが、日記は3月13日から始まっています。)

外出許可もらい、10時約束。9時ラジウム受ける。9時半付け替え。10時に来る約束だが来ない。10時半点滴持っていけないので胸の点滴に注射する。ガーゼもらい11時半外出する。

我が家の新築拝見する。やはり仏壇ヘチな方にやって床の間に本箱置いていた。やはり退院してからじゃないといけないと思う。

美智子の作ったラーメン食べたかった。作って食べさしてもらって嬉しかった。美智子がしゃんしゃんして炊事してる姿見て安心する。もう私は思い残すことない。これから治療に専念しなくちゃと思う。早く食べれるようなって元気になり退院しなくちゃ。夫や子供のために。私はそう痛感して病院に2時に戻る。

病院に戻り夫より1万円もらう。早速点滴つなぐ。4時半、時夫が仕事帰りに寄ってくれる。牛乳2個、アイスクリーム1個買ってもらった。5時夕食、時夫が半分食べてくれ丼出す。6時自宅に帰る。顔洗い9時寝る。時間になりテレビ消し休む。