母心

愛媛県立中央病院入院中の1991年に54才で亡くなった母の日記です。

1990年3月30日

6時起床時間、体温測定。6時30分看護婦さん来る。6時45分洗顔、トイレ等行く。7時30分朝食時間、バナナ、おかゆ、卵とじ、みそ汁。8時20分放送あり、電気に下りてくださいと。支度して一階の放射線科治療室に行く。早先に4人も待っていた。それほど来てないと思ってたのでびっくりした。

9時終わって出る。点滴が一番の命の綱だから気を付けて行ってと先生は言う。買い物して部屋に戻る。9時30分になっても放送がないと思ってたら午後からだという。牛乳飲んでいると掃除に来るのでついでにと思い洗濯する。洗濯終わって乾燥機内で乾かす。パンツ二つは乾いてなかった。

戻りまた牛乳飲んだりケーキ食べたりする。血圧測りに来る。蒸しタオル持って来たので手足拭いてベッドで日記書いたりたんを取ったりする。11時昼まで少し時間があるので休むことにする。12時昼食。テレビ見る。早1時になる。1時半頃だろうと思い行ってみるがまだだった。今日はどうしてか遅い。2時15分来る。待ってたら体温測定と放送があったので戻って体温測る。37度あった。ようやく順番来てしてもらう。

2時40分もうそろそろ来る頃だ。迎えに行こうと思い一階に行き玄関に出てみると家の車らしい似たのあるので早く戻ってみよう、もしかしたら来ているかもわからないと買い物してエレベーターに乗り3階に行き自分の部屋に行くが二人とも来てなかった。がっかりした。