母心

愛媛県立中央病院入院中の1991年に54才で亡くなった母の日記です。

1990年4月23日

5時30分目が覚める。トイレに行ったり洗顔する。6時起床時間、体温計36.8度。ようやく熱が下がったようだ。7時15分カロリーメイト飲む。牛乳も飲む。7時30分朝食時間。8時10分終わりお膳持って行く。9時15分掃除してくれるので処置室前で待つ。

9時30分処置時間、1番にしてもらう。今日はしないかと思ったらしてくれる。ただれている所が痛いというと先生は外してしばらく置いたら治るけどという。帰ったら外しとこう。ただれを治さなければいつまでも痛いから。今日は大学の先生。

処置から戻りお昼まで横になりテレビ見る。婦長さん見えたが何の用事で来たのかしら。何も言わず行ってしまった。12時昼食時間。山田さんの付き添いの人が持って来てくれて助かった。みんな優しい人ばかり。私も元気になったら優しくしてあげよう。困っている人があったら手助けしてあげよう。心のなかに誓う。

1時料理番組拝見。1時27分徹子の部屋をやっている。皆私より6ツも年上と言ったがどうしても若く見える。年下に見えるからうらやましい。私は小じわはあるし痩せて、その上歯がないので余計老けて見えるのかも。退院して少し元気になったら歯科に通院しなくてはいけない。パーマもかけよう。化粧品買わなくてはいけない。犬も買ってあげないといけない。来月11日は美智子の誕生日でお祝いにバッグ買ってあげないといけない。お金いることばかり。