母心

愛媛県立中央病院入院中の1991年に54才で亡くなった母の日記です。

1990年6月10日

6時起床。私に水枕取り替えて自宅へ帰る。ご苦労様でした。6時30分検温。7時〜8時まで休む。7時35分食事時間中止。起きていても仕方ない。しんどいので休むことにする。8時30分起きて洗面、歯磨く。9時30分体重測定。しんどいゆえ行かなかった。看護婦さんしぼり持って来るので体拭く。

10時処置時間。高須賀先生処置に来る。先に肺炎を治さないといけないと言ってた。11時35分食事時間中止。食事ないため7時まで休む。2時点滴。小さい(主食用)する。3時過ぎ美智子と時夫君来る。6時美智子注射あるため帰らないといけないといって帰って行く。急に淋しさ感じる。いつになったら帰ってまた一緒に過ごせないのかとひしひしと思う。悲しくさえなる。思うまいと気を取り直し休む。

7時過ぎ時夫君来てくれた。良かった。一安心する。ありがとう。夫帰りに寄ってくれるといってたから寄ってくれると思いきやまっすぐ早く帰ってビールでも飲もうと思い寄らなかったと思う。仕方ないだろう。夫は私なんか愛して無いのだから諦めている。でもお花買って来て花瓶に挿してくれた。とっても嬉しかった。優しさもあるのだなあと一つの良さも見つけたような思いした。嬉しかった。

7時点滴時間。小さいのをする。主食用分。8時体温。9時30分消灯時間。お陰で血も出なく安心して休める。横には時夫君付き添いで寝てくれるので安心して休むことにした。お休み。