母心

愛媛県立中央病院入院中の1991年に54才で亡くなった母の日記です。

1990年6月13日

6時起床。水枕取り替えてたんを取ってくれて自宅へ帰る。朝になって雨が降り出している。何て運が悪いのだろう。私のために辛い思いさせて申し訳ないような気持ちがする。ごめんね。

6時30分体温測定。7時35分食事時間、中止。8時30分迄休む。8時30分起きて洗顔する。歯ももちろん磨く。9時30分シーツ取り替え。10時処置時間。呼びに来たので一人で処置室に行く。取り替え。戻り休む。

11時35分食事時間、中止。私はずっと2時迄休む。2時点滴時間。主食用小さい点滴する。3時検温。3時20分夫と美智子共に来てくれる。4時20分夫夜勤のため美智子連れて帰る。5時35分食事時間。私は7時迄休む。

7時点滴。小さい主食用する。8時検温。8時35分時夫君心配だから泊まってあげるといって泊まってくれた。良かった。一安心。これで安心して休める。9時30分消灯時間。9時40分注射睡眠。

今日も何事もなく一日終わった。時夫君そばについておるから安心して休める。私はいつ悪くなるかわからないので困る。一日一日過ごすのがやっとである。一日一日強く生きることが尊いかしれない。三人の子供や夫に支えられて今日も一日終わる。おやすみ美智子、時夫君。