母心

愛媛県立中央病院入院中の1991年に54才で亡くなった母の日記です。

1990年6月17日

6時起床。時夫君私の水枕替えてたん取りして自宅へ。6時30分体温。7時35分食事時間、中止。8時30分まで休む。8時30分洗面、体拭き。9時30分処置時間。一人で処置室へ行く。取り替え。体重測定34kg。私は処置に行ったついでに測定してもらう。家にいるとき入院する月曜日に測ったら32kあった。着たままだった。2k弱増えている。10時部屋に戻り、休む。

11時35分食事時間、中止。2時まで休む。輸血するので朝調べるために取る。2時点滴。小(主食用)する。輸血するといって看護婦さん来る。2個する。4時終わり、取りに来る。

3時美智子先に来る。時夫君後で来るという。時夫君は局に行ったという。私が頼んだ現金を定期してもらうつもりである。私は入院のため行けないので時夫君に頼む。気持ち良く引き受けてくれわざわざ行ってくれてありがたい事よ。

6時1200円貯金引き出し。これで終わり。普通貯金1銭なし。わびしい。定期7万円と千円プラスして7万千円してきたと言ってくれた。ありがとう。良かった。少しでも貯金しないと先のこと思うと不安だから。また時夫や美智子入る時あった場合に出してあげれると思ってしてもらったのである。

6時30分時夫君美智子と帰って行く。また8時過ぎに来るからといって。しんどいやろに、風呂に入ってぐっすり眠りたかろに。ごめんね。8時35分時夫君来る。9時30分消灯。9時40分注射に来る。夫寄ると言って寄らなかった。口ばかり。淋しいかぎり。