母心

愛媛県立中央病院入院中の1991年に54才で亡くなった母の日記です。

1990年6月27日

6時起床。採血。検温36.8度。時夫君水枕取り替えてごみ捨ててたんを取ってくれて6時30分に帰って行く。6時30分報告する。6時30分〜9時まで休む。

9時10分シーツ取り替えのため持って来る。9時40分体拭き。10時50分レントゲン写る、胸。11時50分取り替えする。婦長さんがしてしまって先生は元気になったのでいいという。ただ横顔見ただけに過ぎなかった。こんなことあるだろうか。11時55分血圧測り。

2時体温37.2度。3時点滴大取り替える。今日は誰も来ない。淋しい。少し眠ることできた。背中に貼る湿布まだ来ない。もうすぐ来るから待って欲しいと看護婦さんいう。相変わらず胸痛む。先程きゅーっとひどく胸が痛かった。背中も痛い。おなかが時々痛む。でももう書くの止めた。うるさがれるのが落ちである。血圧測りに来たので化粧のこと聞いたら店名教えてくれた。銀天街右側にある。資生堂、コーセイあるという。美智子が来たら教えてあげようと思い聞く。

処置時間に婦長さんに眼鏡のこと言ったらまだ貸して欲しいと思い言ったのだけど婦長さんはあげるからしばらく使ったらいいと言った。嬉しい。私は婦長さんの形見と思い大切にします。ありがとうございました。

4時15分アルコールで髪を拭く。早く洗うようになりたい。いつの事だろう。