母心

愛媛県立中央病院入院中の1991年に54才で亡くなった母の日記です。

1990年6月26日

6時起床。体温37度。久君泊まってくれた。水枕替えてくれる。パンと牛乳頼む。えらいところまで買いに行ったのだろうか。遅く帰ってきてありがとう言う間もなく帰って行く。

6時30分報告終わり。今朝は体の調子悪く、朝方5時15分急に注射切れなのか、脇、胸、頭も後ろが痛い。おなかも痛む。最下腹だった。押すと胃のあたり痛む。

9時15分今は治ったようだ。たとえ言っても薬も注射もしてくれないからこれからもう書くまい。看護婦さんは面倒がっているかもしれないからその人見てしよう。頭痛のことは黙っとく。それにおけつ痛も黙っとこう。してくれない。どうして乳のしこりは熱心に検査診察してくれる。眼科今週中に診察してくれるかしら。頭の後ろ痛む。曇りがちで良く痛むのかしら。

今日は喉の所診てもらおうと診察頼んでいるが、別にどうも無ければ良いが乳がんでないこと祈る。今日の何時か知らないが外科に行くのか知らないがしこりの組織取り検査する。

9時30分処置時間。体拭き処置室に行くと3人いたので番来るまで待っていたので番が来たので入って行くが元気になった良くなった少しきついのだとか点滴が良いのだもっと元気に早くなってくれよと先生言う。取り替え済むが喉の腫れてる気がするので診て欲しいと今朝書いてみたが診てくれなかった。何故だろう。診なくても良いと思ったのかしら。口で言ってもわからないやろうと思ったので黙って戻って来た。ついでに体重測ると34キロになっていた。

10時56分血圧測定。110-60。いつもより低い。11時45分点滴小1主食用。遅く来ると思ってたら早く来る。思いがけなかった。弁当持って来て食べる。2時になって買い物に行く。夫は風呂。

3時外科行き。どんなにして取るのかと心配してたらずいぶん待った。ようやく終わって来る。木村先生という。大きな注射で2回打ってしこりをしぼり出して取る。その組織をガラスに塗る。またガラス合わせ顕微鏡で見る。

5時35分食事時間。一階の外科へ行って終わり戻りしなに売店に寄り買い物する。料理本7月号買ってケーキ2ツ買って1ツは美智子に1ツは時夫君朝食べて帰る。良かった。嬉しかった。戻ってみると久も来ていた。美智子は帰って来ていた。夫も来て椅子に座っていた。


美智子にパンをあげていると夫が食べてないからおくれという。半分にしてあげる。牛乳あったのであげる。カップ1杯あった。ウーロン茶もあげる。きれいに飲む。アイスクリーム1個、氷は2ツもいらいないのに2ツも買って水になってしまったので捨てた。おしいことをしたと思う、残念。食べたら駐車代1時間経っているから帰る。5分も経たないうちに来たらすぐ帰って行く。淋しい限り。

久はいてくれたが7時に帰る。私にお好み焼き買ってくれた。おいしく食べた。10年振りだろうか。食べたのは久し振り。でも辛かったがきれいに食べる。牛乳、豆乳半分、蒸しパン半分食べた。7時になって久君帰って行く。

7時点滴小1主食用。点滴して間違ってたので本当はこれだといってし直す。黄色小1と取り替える。8時体温37.2度もあった。熱ぽく感じる。日記書いてたら急に具合悪くなり寝る。吐きそうになる。これではいけないと思い8時30分になったら注射してもらうように紙に書いておく。なかなか来ない。8時38分時夫君来てくれた。お陰で具合は大分良くなり9時になっても来ない。9時30分になっても来ない。9時50分ようやく来たので注射頼む。やれやれ。10時注射する。時夫君がケーキ4個買って来た。お夜食にと西山さんにあげる。喜んで受け取ってくれて嬉しかった。10時注射。脇とおなかが痛む。今日いじってた所余計痛む。困ったものだ。