母心

愛媛県立中央病院入院中の1991年に54才で亡くなった母の日記です。

1990年7月28日

6時起床時間。検温37.2度。報告尾田。7時15分洗顔、タオル洗い。7時35分食事時間、中止。今朝のメニュー豆乳、寿司、蒸しパン、ウーロン茶。体の調子すぐれず。10時処置室へ行く。取り替えする。子供たちが耳が悪く来ていたがこの頃は本当に耳が悪い人多い。

11時お昼まで休む。しんどくて胸が痛痒い。こらえないといくまい。そのうち良くなるだろう。後3日したら手術するらしい。怖いようで止めたい気持ち。2ヶ所もしないといけないからこたう。母も来るというがわざわざ来ないでも良いが夫や久、時夫、美智子来るだろ。心強い。きっと成功するだろう。信じている。今日は佐藤先生だったが何も言わない。なぜだろう。

12時20分食事時間、中止。胸が痛いのとおなかが痛む。食事時間まで休もう。5時35分食事時間、中止。6時久君今日も来てくれる。豆乳差し止め。絶食のため何も口にしない。せっかく炊き込みご飯持って来たのに食べれないのでケーキも我が家へ持って帰ってもらう。淋しい気持ち。早く誰にも遠慮せず飲み食いできたら本当に良いと思う。情けない。

7時久君帰る。8時点滴注射、検温。9時注射してもらう。9時30分消灯時間。