母心

愛媛県立中央病院入院中の1991年に54才で亡くなった母の日記です。

1991年5月16日

7時起床。久方ぶりにぐっすり休む。美智子も落ち着いて安堵する。今朝は喉がえらい痛む。どうしてだろう。座薬入れて注入する。美智子はちやほやして欲しかったのだ。一つの焼きもちだった。私の具合悪かったので相手にしてあげなかったので、すねて時夫も外出等で帰宅の時余計に私に構うし美智子相手にしない。そっちのけだった。反省してわかる。ごめんね。美智子さん相手にしなくて。今日より話ししながらうんと相手させてもらいます。

7時20分注入する。10時取り替え、手当てしてもらう。夫風呂に入りに行く。私自宅風呂入る。気持ち良いよ。ただで済むもの。薬湯でね。今日は喉痛あり。熱36.8度。思ったより無いので安心した。時夫君にカット頼んだが連れて行ってもらえるかしら。早12時7分になっていた。少し眠ったのかしら。

4時30分夫帰り食事済まし夜勤で出かける。父ちゃんに相談するとすぐ逃げる。私の話し相手なってくれない。美智子どうしてすねるかな。気持ちがわからぬ。ああ頭痛む。11時30分睡眠注入する。しんどいので休む。美智子外に出てナナと遊んでいるのかな。夜更けの風に当たって寝冷えをしないかしらね。そんなにワラビ採りたいのかな。背中、喉の所湿布貼ってもらい美智子の布団敷いて休む。美智子さん、母を悲しませないでね。困らせないでよ。余計悪くなりますよ。