母心

愛媛県立中央病院入院中の1991年に54才で亡くなった母の日記です。

1980年11月30日

今日もさわやかな上天気のよう。空は晴れても心は暗い。6時半検温36.6度。洗濯しながら顔洗い歯磨きする。7時朝食。洗濯物屋上に干しに行く。風が強く寒いくらいだった。牛乳と思い買いに行くとまだだった。もうすぐ美智子来ると思うけど外に買いに行ったらあるのだけど、どうするかなあ。

8時半になっても来ない。心配になり電話かけると今すぐ出るからと夫が電話に出ていう。売店に牛乳買いに行く。牛乳とパン買い待ってると来る。夫も一緒に来てるからどうしたものかと案じつつ自室に入り注射して朝食させて面会室に行く。

見送って自室に戻り処置室には患者さんが待っているのでついでにと思い二番目に見てもらう。今日は高須賀先生は機嫌良かった。美智子のことも聞いていた。注射はどうしていると聞くので注射しに来ると言ったら大変だねという。

11時昼食時間。1時半体重測定。58.2kg、またも1kg増える。2時半検温36.8度。いつも日曜日は遅くとも4時過ぎには来るので来るかと思ったら来なかった。もう嫌になったのだろう。3時半洗濯物取り入れに屋上へ行く。

4時夕食時間。またも食べ過ぎだった。食事済んでずっと本を読む。7時検温時間。8時15分308号室に行きテレビ見る。ドラマ終わり漫才見ていると時間経つの忘れる。秋山さんが心配して呼びに来てくれたので自室に戻り寝ることにする。