母心

愛媛県立中央病院入院中の1991年に54才で亡くなった母の日記です。

1980年12月3日

6時35分洗濯しながら歯を磨いたり洗ったりしていたら夫が美智子連れて来る。早番だから早くしろといって急かす。早速注射してあげる。洗濯そっちのけ。7時ようやく朝食来る。美智子みそ汁だけ食べて帰って行く。眠いというので帰って食べたら寝たらいいよと言ってあげた。外の車の所まで送って行ってから洗濯すまし朝食する。

済んで屋上に洗濯物干しに行く。風が強く寒いくらいだった。これからだんだん寒くなって雪が降る。困ったのは美智子だけど今のところまだどうして良いか考えてない。8時35分もうぼつぼつ手当て始まる頃だ。今朝より声がまた一段と出にくくなる。喉も食べ物飲み込む時痛いし狭くなる。寝苦しく感じる。15日無事にスムーズに終わるよう懸命がんばろう。

9時35分処置終わり。田中先生だった。10時半近くなったので看護婦さんに聞くと午後からじゃないのというので午前中ですと答えるとそれではすぐ行ってというので1階に治療受けに行く。見習生さんも来ていた。すぐ治療受ける。10時55分終わり。久保さん来ていたので聞くと放射線科を見に行ったがわからないというので教える。

3階に上がり自室に戻りお金持ってすぐ下りて売店と食堂でおかず買う。急いで3階に上がったら昼食時間で食事持って来てくれてた。早速昼食する。終わって308号室に行く。久保さんが買い物に行くので二人で下りて食堂でアイスクリームをおごってもらう。十亀さんのご主人にお金貸したこと黙ってるの苦しくなりとうとう久保さんにお話する。

ついでに洗濯物取り入れて自室に戻る。久保さんにテレビ見せてもらうつもりだったが両親が見えてたようなので止めて自室に戻り本読んでたら見習生来る。しばらくいて看護婦室に戻って行った。4時夕食時間。久保さんの部屋でテレビ見てたら中村さんが喉と鼻の手術で戻って来る。テレビつけられず消す。私の部屋に来て話したが面会室に行く。

6時久保さんとたこ焼き買いに行く。夫来たので一緒に自室に行き請求書見せたら用事ないとすぐ帰って行く。7時半検温。36.5度。8時45分もうすぐ消灯時間でパジャマに着替える。時々喉の手術した所チクチク痛むしつば飲み込んでも痛くなった。