1980年12月12日

隣の篠崎さんが耳の手術したので度々看護婦さんが見えてあまり眠れなかった。朝方しんどく体がだるく感じる。6時半検温。36.5度。今朝はどうも体の調子悪し。7時朝食。相変わらず喉は痛いし飲み込む時余計狭く感じるし苦しい時もある。

十亀さん牛乳持って来る。しばらく話して戻る。私は寝て本読んでたらうとうとしていた。9時15分美智子来る。あいにく処置室の前にいたので済んでから注射済まし朝食する。1階に下りて待合室に行くと時夫来る。

10時20分治療受ける。明日と明後日お休み。5回も受けたら上等。続けてしたら喉が余計おかしくなると先生は言ってた。11時昼食時間。2時検温。3時20分お風呂に入る。金高さんと一緒に入って背中洗ってもらう。今度は十亀さん入ってくる。気ぜわしい。早く家に帰ってゆっくりお風呂に入りたい。

4時夕食時間。何だか物足りず4時52分少し寝ることにする。十亀さん来る。これから絶対にお金貸さないでと忠告された。これから絶対貸さないことにする。返してもらえなかったらあほらしいから。6時17分時夫君と美智子君来る。しばらくお話する。6時45分主人来る。1万円くれた。時夫にも持って来てくれたのかと思ったら渡さなかったので帰ったらもらいなさいよと言っておいたがくれるだろうか。

7時一緒に出てサンドイッチ買って別れた。私も一緒に帰りたかった。美智子少し熱があるようだった。顔も赤いし大丈夫かしら。心配になる。7時30分検温。36.8度ある。向かいのベッドの村田さん、美智子と同級の子供が事故で足を大怪我して入院してるけど見れない程の傷。かわいそうでならない。私の方がまだいい方だと思う。女として恥ずかしいだろう。悪いこともしてないのになぜ不幸な人生を背負って歩いていかなければならないのだろうか。本当に考えさせられる。

9時消灯時間。今日も一日が終わりに近づく。久も時夫も美智子もお陰で元気にいると思うし安心している。久ももうすぐ冬休みで帰って来る。それまでに退院したい。がんばらなくちゃね。