母心

愛媛県立中央病院入院中の1991年に54才で亡くなった母の日記です。

1980年12月15日

どうも体が重たい。何だかしんどくていけない。看護婦さんに言ったところでどうもならない。黙っとこう。6時半体温37度ある。7時朝食。8時45分美智子来る。注射して朝食。9時処置室で検査。喉の奥を見る。

10時コバルト治療受けに行く。先生にまた食道の透視があるというと先生は知らなかった。十亀さんが来たけどあまり話す時間がなかった。久保さん見える。かかとが靴擦れして血がにじんでいた。傷テープがあったらあげるけどないのであげることできない。残念。

11時昼食。おかずは美智子の昼にしたらと思い持たせてあげる。11時半外まで送って行く。婦人倶楽部買って来たがあまり読む所無いみたい。今年は物価高の影響受けて家計簿付きで980円。びっくりの値段だが家計簿欲しさに買う。

4時夕食。おかずもらったので私のと一緒にパックに入れて持って行けるようにする。食堂に村田さんの子供さんと食べに行く。定食食べる。食事済んでテレビ見ていると十亀さん呼びに来る。ご主人見えて千円返してもらう。何か食べさせてあげるというのでおなかいっぱいだからみかんとバナナもらう。308号室で話していると金高さんが呼びに来る。

袋に持って行く物入れて面会室に行くと時夫君がいてたのでしばらく話す。その内に夫も来る。紅白歌合戦が終わったので休もうと思ったら十亀さん見える。立ち話したが時間来て308号室へ戻る。