母心

愛媛県立中央病院入院中の1991年に54才で亡くなった母の日記です。

1990年7月2日

6時起床時間。私は5時40分目が覚め湿布貼る。ついでにトイレ行く。時夫君水枕取り替えてたん取りして帰って行く。6時30分報告。都まん久に置いておったが来ないので時夫君にオレンジジュース飲ませる。以前胃かいようしているから無理して食べさせて、またなったら困るから。

咳が出るので注射か薬をと書いていたのに注射はなし。薬は便秘をするから飲めないというので薬止めた。

9時30分処置時間。看護婦さんが最後にするのよねというから毎日遅く行きますという。何か用事だったんだろうか。私は待つのしんどいから最後に行くことにしている。10時看護婦さん蒸しタオル持って来る。私は早速体拭く。パンツ、ズボン取り替える。持って行くよう来たら言おう。倉庫で干しているという。良い考えである。

久君車買ったそうだ。どんな車だろう。私見たいが今は見ることできない。退院したら久に病院に連れて行ってもらう。乗せて連れて行ってくれるかしら。久君も小金持ち。時夫君も美智子君も。私はたった7万円しか定期ない。淋しい気持ちがする。夫に言えばたった5000円しかくれない。ドケチだ。

10時血圧測定、門田さん。11時20分掃除おばさん来る。済んでトイレも済む。11時25分豆乳持って来る。経腸栄養剤経口経管両用エンシアリキッド250。1時点滴大1取り替える。2時検温時間37度。4時20分美智子来る。末広マートに買い物にやる。5時35分食事時間、中止。アンパン、赤飯、牛乳、ジュース。

8時体温37.2度。9時に注射に来る。9時30分消灯。