母心

愛媛県立中央病院入院中の1991年に54才で亡くなった母の日記です。

1991年8月12日

11時40分起きる時に辛いので起きてます。12時55分点滴大小、注入。先に点滴して終わってトイレ行き注入する。おしっこ終わって噴霧器の中にお水を入れた。あまりにも痛いので注射してもらう。普通は2、3日もしたら治るのになぜ今度は日増しに背中と足、おしりと胸が痛い。

9時5分体拭き、たん取り。9時30分処置室へ。2時5分検温36.9度。足の腫れ、背中痛報告。12時50分美智子来る。久に会いたいと思い昨日も来ないのでがっかりする。今もまたがっかり。夕方来るという。なぜ来てくれない。夫もね、来ない。帰りに寄るらしい。美智子と一緒にいてたら良いのに家へ帰って行ったのだろう。時間来たら来るのか。もしや久は来ないだろうか。来たら嬉しいけど。早く元気そうな顔見たいのに。少し頭痛む。打ったからかしら。むせると胸に響く。腰痛しである。辛いです。今日は体拭き遅く処置室行く。取り替えと傷手当て。鼻に薬する。

3時28分もうそろそろ美智子が戻る時間。夫も来るだろうか。4時58分夫と美智子帰って行った。病院代払ってくれました。美智子に3万円くれるようにと言ったのであげてくれるかしらね。5万円と言ったら5000円じゃろと言いました。1ツが5000円するんですよ。3万円でよろしいですからと言っておいたが果たしてどうなるか。ばあちゃんに2万円もらえるよう書いてくださいと美智子は言う。でも私にはできない。ばあちゃんは昨日夫にやらず私にあげるからと言ってましたが果たしてくれるのかしら。これもあてにならずくれたら嬉しいけど。

4時30分夫と共に帰って行った。待つのが淋しいのです。晩は久が来てくれると言ったらしい。ようやく元気な久を見ることできる。これでひとまず家に滞在してくれると思う。やっと安心しますよ久君。4時55分ちょうどトイレに行ってる頃に来るなんて。しっこ済んで立ってたので痛いのでぼつぼつしてないと仕草のろまです。5時30分食事時間。薬注入する。

7時久君やっと来てくれてほっとしました。無事に帰ってくれて本当に良かったですよ。そろそろ点滴小しに来ると思う。検温時間が来る。熱が上がってかてるかも。体中やきやきします。36.2度。9時睡眠注射。下剤注入。たん取り、水の入れ替えしてもらう。看護婦さん、あまり吸い過ぎしないでと言ったが、ついし過ぎなる。気を付けなくてはと思う。